Canon EOS 5D markⅡ (5D2)

EQUIPMENT

筆者がメインで使っているカメラのご紹介をします。何故いまさら5D2なの?っていう声が聞こえてきそうですが、5DmarkⅢ,5DmarkⅣとモデルチェンジしている中で、買い換えてこなかっただけなんです。

ただ、現在でも現役で使えるくらい吐き出す絵は綺麗なんですよ。中古市場でも玉は豊富で且つ安価(中古実売価格 約65,000円 218年8月)。今から一眼レフ始めたいという方にもお勧めできる型式です。本記事はEOS 5D markⅡを紹介すると共にスペック表の見方やスペック表では分からないことがどれだけあるかなどをご紹介してみたいと思います。

 

スペック

仕様表

メーカー Canon
型式 EOS 5D markⅡ
撮像素子 CMOSセンサー(フルサイズ)
有効画素 約2110万画素
アスペクト比 3:2
画像処理エンジン DIGIC4
RAW 14Bit
記録媒体 CFカード(タイプⅠ,Ⅱ準拠、UDMA対応)
ファインダー視野率 上下/左右 98%
ファインダー倍率 0.71倍
AF方式 TTL二次結合位相検出方式
測距点 9点 (およびアシスト測距点6点)
測光方式 35分割TTL開放測光
輝度範囲 EV-0.5~18(常温・ISO100)
ISO感度 100~6400(1/3段ステップ) 拡張 50(L) , 12800(H1) , 25600(H2)
シャッター方式 電子制御式、フォーカルプレーンシャッター
シャッター速度 1/8000~30秒 , バルブ , X=1/200
連続撮影速度 最高3.9コマ/秒
連続撮影枚数 RAW13枚 , JPEG78枚 , RAW+JPEG 8枚
動画撮影 30fps , FHD
モニタ 3.0型/約92万ドット(VGA)
大きさ 152(幅)X113.5(高さ)X75(奥行)mm
質量 約810g(本体のみ)

カメラ紹介なのでとりあえず載せましたが、カメラ比較をしない限りこの表を見ても特に見えてくるものは無いかもしれません。とりあえずスペック表で特筆すべきは、撮像素子がフルサイズであること。また2110万画素あることです。冒頭でも述べましたが吐き出す絵がとにかく綺麗・・・それが5D2なんです。

撮像素子

一般的にデジタルカメラでは2/3インチ , 1インチ , APS-Cサイズ , フルサイズにセンサーの大きさが分かれています。もちろんこれに分類されないサイズの素子もあります。ざっくり覚えておくとよいのは、撮像素子のサイズは大きい方が良いということです。もう少し正確に言うと、同じ画素数であれば撮像素子のサイズは大きい方が1画素あたりで光を大きく受けられる為、高感度耐性やダイナミックレンジが良くなります。・・・ただし、同じ仕組みのセンサーであればですけどね。

と、撮像素子の部分だけ見ても実際の所はよく分からないのです。ざっくりとした仕組みが分かる感じでしょうか。カメラの良さ悪さは仕様表ではよく分かりません・・・。ところで撮像素子の性能を数値的に現しているサイトがあります。この数値に関しては色々賛否両論あるようですが、ひとつの指標として約に立つと思われます。

EOS 5D markⅡの撮像素子はフルサイズ。

DxOMark センサースコア

table.1 EOS5DmarkⅡ DxOMark

Color Depth 23.7 bits
Dynamic Range 11.9 Evs
Low-Light ISO 1815 ISO
Overall Score 79

「DxOMark」とは画像処理ソフト会社が運営する、カメラセンサーとレンズの評価サイトです。あくまでセンサーの特性のみを測定して現しているようです。

・Color Depth どれだけ沢山の色を判別できるかをbitで表したものです。
・Dynamic Range 光の強さを表現できる範囲を表します。
・Low-Light ISO 一定の品質(ダイナミックレンジ9EV、色深度18bit)を保ちながら、SN比30dBになる最大のISO感度です。
・Overall Score 上記3つの得点の平均です。

現状Overall Score 79という数字は決して高くはないです。最新の機器と比較すると低いとも言えますが、それは日々各メーカーの努力の現われといったところでしょう。ここではこういった指標があるよ程度の紹介です。比較対象がないとその数字がどんな意味を持っているかわかりにくいでしょうからね。

Camera Sensor Reviews - DxOMark

スペック表から見えてくること

ファインダー視野率 上下/左右 98%

ファインダーを覗いた時に実際に写る面積の左右上下で98%見えるってことです。2%は見えないということです。実際にカメラを振るなどして枠外の2%を確認した後に撮影しなければなりません。写真の隅々まで追い込むにはそれなりの工夫が必要です。・・・たった2%ですがその2%をどう捉えるかは貴方次第ですかね。

上級機以上になるとファインダー視野率100%が一般的です。

測距点 9点(およびアシスト測距点6点)

ファインダー内でAFをあわせるポイントが何点あるかです。実際は同じ9点でも真ん中に寄っているのもあれば外まで広がっているものもあります。数が多ければそれだけ細かくAFをあわせる位置を制御できるということになりますが、どの点でもばっちり合うわけではありません。。。アシスト測距点はAIサーボ使用時にAFの領域拡大を行う補助AFのようなものです。通常のAFとしては使えませんのでご注意ください。

さて、EOS5D markⅡはTTL二次結合位相検出方式となっており、一般的にセパレータレンズと位相差AFセンサーと呼ばれるものを搭載しています。現在の一眼レフは大体この種類のAFセンサーになります。ライブビューでAFが使える機器ではコントラストAFと呼ばれる方式に切り替わったりしますが、本機種はライブビューでAFは使うことはできません。

位相差AFの特徴として、AFが速い。AF精度を高める為には高い組立精度と高精度な検出センサーが必要ということです。

本機器は9点中、中央1点はクロスセンサーと呼ばれ、横と縦の線で検出するセンサーを持っているので中央の精度は高いです。残りの8点はラインセンサーになります。

つまり、中央1点と他の測距点では検出精度が異なります。AFの精度を重視する撮影では中央のAFを使うのが良いと思います。

EOS 5D markⅡは中央点のみクロスセンサー。精度を重視するなら中央のみを使うと良い。

ISO感度 100~6400(1/3段ステップ) 拡張 50(L) , 12800(H1) , 25600(H2)

メーカーが常用で耐えられるISO感度が6400と示していることになります。それ以上は記録保存の観点から拡張という形で感度を上昇させることができます。

ただし、ノイズの許容ラインは人によっても、被写体によっても異なります。人肌の暗部に乗ったノイズなど、私はISO1600辺りが限界ですかね・・・。実際に自分で確認していくしかないと思いますが、どこまでなら自分は許せるか?というのを掴んでおくのが重要かと思います。

メーカーの常用最大ISO感度は6400。ただし、限界値は自分で探るのが大切。

シャッター速度 1/8000~30秒 , バルブ , X=1/200

ごくごく一般的な数字です。ただし、エントリー機などではシャッター速度が1/4000 , 1/2000までしかないものもあります。X=○○○とはストロボシンクロ時におけるシャッター速度です。1/200までストロボをシンクロさせてシャッターを切ることができます。

連続撮影速度 最高3.9コマ/秒

おっ、結構早いじゃない?と思うかもしれません。何を撮影するか次第ですが、スポーツ関係を撮影するのであれば物足りないと感じるでしょう。激しい動きなど一瞬で納めようと思った場合、連写することは割と一般的な行為ですが、1秒間に多くのシャッターを切れた方が成功率は上がるでしょう。「いや、私は流し撮りしかしないよ」という人はその限りではないかもしれませんが・・・。

連続撮影枚数 RAW13枚 , JPEG78枚 , RAW+JPEG 8枚

先ほどは1秒間に撮れる枚数の説明でしたが、これは連続で撮れる枚数を示しています。連続で撮れる枚数を超えると、書き込みにパワーを奪われ、書き込みが終わるまでシャッターが切れなくなります。

ある程度、コンスタンスにシャッターを切り続けるような撮影をする場合はこの数字に気をつかう必要があります。

スペック表ではわからないこと

シャッターを切った時の音

5D2の音はあまりカッコいいとは言えない音です。

ピシャン、ピシャン、ピシャン・・・

ちょっと文字で表すのは難しいですね(笑)

そもそもシャッター音ですが、求められるものは人によって大きく異なるのかもしれません。あまり大きな音でないものが良いという人もいれば、もっと機械的な音がする方が良いという人もいるでしょう。シャッター音を重視する方は実際に聞いてから購入をした方が良いと思われます。

ファインダー性能

ファインダー性能と言ってよいのかは自信がありませんが、ファインダーの見え方ですかね。

サードパーティレンズメーカーからでているマニュアルレンズを使ってみたりすることもあるでしょう。筆者もカールツアイスレンズが好きで、Distagon 2.8/21 ZEなど使っています。広角レンズならばさほど気になるところではないのですが、望遠レンズになるとMFでピントを合わせるのが非常に困難になります(特にポートレート)。

はっきり言ってピントが合っているかファインダーを見ても分かりません(笑)私の合わせ方は、ピント面を見つつ、フォーカスリングを回してコントラストが最大になる箇所を探します。この辺りはEOS1D系でないとキツイかなというのが本音です。ただ、1D系ですら、MFには向いてないと私は思っていますが・・・。まだニコン機の方が合わせやすい印象です。

マニュアルレンズでのピント合わせは難しい。

画像処理エンジンの絵作り

最新機と比較すると柔らかい印象です。markⅢ以降は高解像を押す風潮もありシャープめに設定されていますが、markⅡはその不自然さはありません。またCanon機ですので、全体的な色あいなどは他のCanon機と似たような色だと思って間違いないですが、他メーカーの機器と比較すると・・・人肌をやたら綺麗に写します。

競合メーカーNikonと比較すると、Canonは記憶色、Nikonは記録色なんて言われたりしてますね。

Canonの色は記憶色。クライアントに好まれる色。

 

まとめ

スペック表をもとに長々と説明してきましたが、エッセンスをまとめると以下の通りです。

 

・中古販売価格約65,000円(2018年8月)

・EOS 5D markⅡはフルサイズセンサーを搭載して吐き出す絵が綺麗。

・EOS 5D markⅡは中央点のみクロスセンサー。精度を重視するなら中央のみを使うと良い。

・メーカーの常用最大ISO感度は6400。ただし、限界値は自分で探るのが大切。

・マニュアルレンズでのピント合わせは難しい。

・Canonの色は記憶色。クライアントに好まれる色。

 

さて、どうでしょう。

後継機種が3台(EOS5DmarkⅢ , EOS5Ds , EOS5DmarkⅣ)が出ており今更ではありますが、中古販売価格の安さから選択肢の1つになっても良いかもしれませんよ。

 

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